今回のテーマ このページは、いわゆる「社員権」に関する投資詐欺について、下級審裁判例を幾つかメモするものです。備忘録的なページです。 今回のテーマ 東京地判令和6年10月7日金判1716号39頁 東京地判令和5年12月26日LEX/DB25611713 東京地判令和5年12月…
今回のテーマ 今回のテーマは、「大学教員に対する学生からのハラスメント」に関する基礎知識です。 教育・研究関係でよく問題になるのは、学生に対する大学教員からのハラスメント(アカデミック・ハラスメント、アカハラ)ですが、今回のテーマは逆です。…
今回のテーマ 多くの銀行は閉店時間が15時となっています。 弊所では金融機関関係・証券関係のご相談を受けることが一定程度あるため、「これは、どうして?」と尋ねられることがあります。 また、その根拠についてある程度ご存知の方でも、誤解されているこ…
今日のテーマ 最近話題になっている「独身偽装」。 「未婚はブランド」 疑似恋愛でもしたい、独身偽装する男性の言い分 | 毎日新聞 https://mainichi.jp/articles/20250331/k00/00m/040/125000c 「不倫してたんだ」。既婚者が独身と詐称して交際する「独身偽…
今回のテーマ 離婚をすることになり財産分与をすることになったけれど、自宅の評価額(例:1000万円)が住宅ローンの残額(例:1500万円)を下回っているいわゆる「オーバーローン」の場合、財産分与はどうなるのか? ① そもそも、自宅は無価値なのに財産分…
今回のテーマ 本稿のテーマは、文字どおり、秘密投票(投票の秘密)の基礎知識について、諸文献の情報を整理するものです。 尚、秘密投票(投票の秘密)の内容については議論がありますが、「誰に投票したか」だけではなく、「そもそも投票したか否か」も保…
今回のテーマ 「これって侮辱罪(刑法231条)に該当するんじゃないですか?」というご質問を頂くことがあります。 というわけで、今回のテーマは、「侮辱罪(刑法231条)に関する基礎知識」です。
今回の質問 「夫 or 妻が不倫したので離婚の訴えを提起していますが、不倫や浮気(不貞な行為〔民法770条1項1号〕)を立証できない場合、離婚は認められませんか?」 回答 不倫や浮気(民法770条1項1号が定める「不貞な行為」)が立証できなくても離婚請求が…
今回の質問 「試用期間中の社員がうつ病になってしまったのですが、試用期間なので当然、解雇しても良いですよね?」 今回の質問 結論 説明 試用期間とは? 解約権の行使は自由にできる? 解約権を適法に行使するための条件(要件) 裁判例 東京地判令和6年7…
今回のテーマ 今回のテーマは簡易裁判所(簡裁)の許可代理人とは何か? どんな場合に許されるのか?です。 尚、今回のテーマは「簡易裁判所(簡裁)」の許可代人であり、「家庭裁判所(家裁)」の許可代理人の話ではありません。よく似ていますが別物ですの…
今回のテーマ タイトルどおりですが、「警察や検察庁などの捜査機関には、市民が出した告訴や告発の受理義務はあるか?」です。 今回のテーマ 結論 説明 文献上の「建前」 現実の運用 裁判例 東京地判令和5年4月27日LEX/DB25596842 東京地判令和5年2月27日LE…
今回のテーマ 今回は、弁護士法56条1項が懲戒事由として定める「品位を失うべき非行」に関する情報の整理をしてみたいと思います。 (懲戒事由及び懲戒権者)弁護士法第56条1 弁護士及び弁護士法人は、この法律(弁護士・外国法事務弁護士共同法人の社員又…
今回のテーマ 「パワハラ」に関する法律上の定義や、意義について簡単にまとめます。 備忘録的な記事であり、特に目新しいことはございません。
今回のテーマ 今回のテーマは、ニュース等で時々出てくる言葉「書類送検とは何か?」について、ある程度正確な内容をお伝えする、です。 そのため、既存の知識や情報の整理・提供が主たる目的であり、目新しい情報は特にございません。
今回のテーマ 弁護士の方々が、暗号資産に関する法律相談を受ける際に必要な、ごくごく基本的な知識(全くもって応用的・先進的な知識ではありません。)について、ご紹介いたします。 読者の方々のお役に立てば望外の喜びです。
今回のテーマ 今回のテーマは、不倫(不貞行為)をした自分の夫 or 妻が破産して免責許可決定を受けた場合、その夫 or 妻に対して慰謝料請求をすることはできるか?(慰謝料請求権は免責債権になるのか?)です。 尚、これとよく似ているけれど別のテーマと…
今回のテーマ 今回のテーマは、ある取引で複数の給付が予定されていた場合において、一部の給付について不履行があった場合の解除の可否、です。 【問題】 例えば、美術作品①~④を購入するという取引を行なった場合において、美術作品②の取引について不履行…
今回のテーマ 「中絶の自由」に関する基礎的な知識の整理を目的とした備忘録です(このような性質から随時、追記されていきます。)。 そのため、特に目新しいことは何もないかと考えられます。
今回のテーマ いわゆる、「いじめ」は道義的に許されるものではありません。 この点については争いがないと考えられます。 では、「いじめ」は、必ず、損害賠償責任を発生させる行為(民法709条の「不法行為」)に当たるのでしょうか?
今回のテーマ 今回は、黙秘権に関する基礎知識の整理をします。 特に目新しい内容はありませんが、お役に立てば幸いです。
今回のテーマ 今回のテーマは「未成年者が親権者を訴えようとする場合、特別代理人の選任が必要か?」です。 例えば、父親Aが、母親BとAB間の子C(未成年)に対して暴力を振るっていたとしてます。 この場合、母親Bと子Cが父親Aを訴えようとしても、…
今回のテーマ 最近はあまりないのかもしれませんが、親が亡くなり相続が発生した場合に、いわゆる「跡取り息子・娘」に遺産を相続させるために、他の兄弟姉妹は「何も相続しない」という内容の遺産分割協議書を作成したり、相続財産不存在証明書を作成するこ…
時間が無いので結論から申し上げます。 「え……」 「このお金払わなきゃいけないの……?」 「契約したと言われた」 「責任とれと言われた」 「親は関係ないと言われた」 こういう事態になった場合、すぐに弁護士に相談してください。 確かに、面倒くさいと思わ…
出典 東京地判令和4年3月29日判時2365号61頁 事案の概要 買主である原告が東京都港区の高層マンションを7億5000万円で購入したところ、マンションの免震オイルダンパーに建築基準法違反等の疑いが生じたことから、マンションの売買契約には錯誤があるとして…
出典 東京地判平成25年1月17日LEX/DB25510460 担当裁判官 佐々木清一 佐々木 清一 | 裁判官 | 新日本法規WEBサイトhttps://www.sn-hoki.co.jp/judge/judge1247/ 判決文抜粋 「Aはホストクラブであり,その営業は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する…
今回のテーマ 今回は、医師法及び歯科医師法が定める「応召義務」に関する備忘録的なメモです。 尚、一般には応召義務と呼ばれますが、応召義務という名称は適切ではなく、「応需義務」という表現が適切という指摘は古くから存在します。この点について、磯…
今回のテーマ 離婚について協議が成立しない場合、現在の実務では、離婚の訴えを提起することになります。 そして、「どのような場合に離婚の訴えが認められるか?」(裁判所が強制的に離婚を命じることができるか)について、民法770条は次のように定めてい…
今回のテーマ 今回のテーマは、審判前の保全処分で子の引渡しが認められた場合、直接強制をするためには、いつまでに何をすれば良いのか?です。 解釈論としては、家事事件手続法109条3項、民事保全法43条2項の問題です。 審判前の保全処分たる子の引渡しに…
■今日のテーマ 今日のテーマは、「誹謗中傷とは何か? 正当な批評とは何が違うのか?」という疑問に関する備忘録的なメモです。 あくまで備忘録的なメモであり、この記事を御覧になれば、誹謗中傷についてエキスパートになれる、というものではありません。
■今日のテーマ 今日のテーマは、たまに質問を受けることがある「弁済をするについて正当な利益」(民法474条2項)とは何か?です。 特に目新しい事項を記すものではございません。備忘録的記事です。 (第三者の弁済)第474条 1 債務の弁済は、第三者も…