竟成法律事務所のブログ

大阪市北区西天満2-6-8 堂島ビルヂング409号室にある金融法や民事事件を重点的に取り扱う法律事務所です(TEL 06-6926-4470、大阪弁護士会所属)

2023-01-01から1年間の記事一覧

【1分7秒以内で読めます】高校3年生~大学4回生&親御さんや教育関係者各位に今すぐ読んで欲しい絶対に役立つ法的知識

時間が無いので結論から申し上げます。 「え……」 「このお金払わなきゃいけないの……?」 「契約したと言われた」 「責任とれと言われた」 「親は関係ないと言われた」 こういう事態になった場合、すぐに弁護士に相談してください。 確かに、面倒くさいと思わ…

【裁判例メモ】マンションの売買契約において法令適合性に係る動機の錯誤が問題となった事例(錯誤を否定)

出典 東京地判令和4年3月29日判時2365号61頁 事案の概要 買主である原告が東京都港区の高層マンションを7億5000万円で購入したところ、マンションの免震オイルダンパーに建築基準法違反等の疑いが生じたことから、マンションの売買契約には錯誤があるとして…

【裁判例メモ】未成年の顧客に対するホストクラブからの請求が無効とされる場合について

出典 東京地判平成25年1月17日LEX/DB25510460 担当裁判官 佐々木清一 佐々木 清一 | 裁判官 | 新日本法規WEBサイトhttps://www.sn-hoki.co.jp/judge/judge1247/ 判決文抜粋 「Aはホストクラブであり,その営業は風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する…

【医師法・歯科医師法】応召義務に関するメモ

今回のテーマ 今回は、医師法及び歯科医師法が定める「応召義務」に関する備忘録的なメモです。 尚、一般には応召義務と呼ばれますが、応召義務という名称は適切ではなく、「応需義務」という表現が適切という指摘は古くから存在します。この点について、磯…

法定離婚事由「配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき」について

今回のテーマ 離婚について協議が成立しない場合、現在の実務では、離婚の訴えを提起することになります。 そして、「どのような場合に離婚の訴えが認められるか?」(裁判所が強制的に離婚を命じることができるか)について、民法770条は次のように定めてい…

審判前の保全処分で子の引渡しが認められた場合、直接強制をするためには、いつまでに何をすれば良い?(執行の着手論)

今回のテーマ 今回のテーマは、審判前の保全処分で子の引渡しが認められた場合、直接強制をするためには、いつまでに何をすれば良いのか?です。 解釈論としては、家事事件手続法109条3項、民事保全法43条2項の問題です。 審判前の保全処分たる子の引渡しに…

「誹謗中傷とは何か? 正当な批評とは何が違うのか?」に関するメモ

■今日のテーマ 今日のテーマは、「誹謗中傷とは何か? 正当な批評とは何が違うのか?」という疑問に関する備忘録的なメモです。 あくまで備忘録的なメモであり、この記事を御覧になれば、誹謗中傷についてエキスパートになれる、というものではありません。